・高校駅伝2011 男女ともに留学生を擁する豊川と世羅が余裕の優勝
今年の都大路は冷え込んだ。その京都で高校駅伝が開催された。
熱戦が期待されたが、男女ともに序盤で流れが決まってしまって、2年前と同じブログタイトルが使える結果となってしまった。男女とも留学生を擁する豊川と世羅が勝利を手にした。
私は兵庫県出身者なので、兵庫県の代表校成績を中心に記載する。
<女子> 第23回大会 5区間21.0975km
1.戦前の予想
本命:興譲館、対抗:豊川 の2強の争い
2.県大会・地区大会成績
<県大会>
①興譲館 1時間07分59秒
②筑紫女学園 1時間08分21秒
③豊川 1時間08分31秒
④白鵬女子 1時間09分18秒
⑤須磨学園 1時間09分40秒
<地区大会> 県大会5位の須磨学園の記録を上回った学校
①神村学園 1時間08分55秒
②立命館宇治 1時間08分56秒
③青森山田 1時間09分29秒
※男子も同様であるが走るコースや日程や気象条件が異なるので
単純比較は出来ないが、参考にはなる。
3.結果
優勝:豊川 (愛知):留学生在
2位:興譲館 (岡山)
3位:仙台育英 (宮城):留学生在
4位:須磨学園 (兵庫)
5位:立命館宇治(京都)
6位:白鵬女子 (神奈川)
7位:成田 (千葉)
8位:長野東 (長野)
4.レース展開
豊川は最終5区に絶対的エースの留学生ワイナイナを擁している。優勝候補の興譲館は4区が終わったところで30秒のリードを持っておきたい。30秒のリードを4区までに作れるかが勝負のポイントだった。
興譲館は、1区と5区に3年生の2枚看板の菅と岡を配し、真ん中の2・3・4区を実力にある1年生で構成する来年の期待できる見事な構成を組んできた。ただし、1年生エース足立が使えなかったのがオーダー構成上の誤算であった。
レースも1区でエース菅が区間6位となり、思惑とはことなりいきなり豊川に5秒の差をつけられてしまった。この1区の誤算が響き、4区が終了した時点で逆に8秒のリードを許してしまった。勝負あり、であった。
5区の区間記録上位4人はすべて留学生。留学生4人は誰も日本人に負けなかった。
5.兵庫県代表須磨学園
17年連続入賞を果たした。今年は県大会を制したものの、昨年ほど記録は良くなかったし、地区大会は惨敗であった。控えの3000mの記録も良くない。良くて5位、下手をすると入賞記録が途絶えるのではないか、と思っていた。
見事4位に入った。2区・3区は2連連続区間賞。1区の太田は放送ではあまり注目されなかったが、トップから17秒差の8位で踏ん張った。一番弱いと思われた4区の浅野は区間27位となったが短い3kmだったこともあり、大きなブレーキとはならなかった。
今春から監督が交代(長谷川前監督は小林祐梨子が属する豊田自動織機女子陸上部監督に転身)し、選手層が薄い中、大健闘だった。
昨年書いたように「中距離は伝統的に強いが、1区・5区の長い距離を走る選手を育てたいところだ。」が課題であろう。
6.区間賞 右は区間記録
1区:小崎裕由里子(成田) 3年 19:21|新谷仁美 (2005)18:52
2区:横江里沙(須磨学園) 2年 12:55|小林祐梨子(2005)12:37
3区:福田有以(須磨学園) 1年 9:44|鳥海裕子 (1996) 9:25
4区:佐々木文華(長野東) 3年 9:32|田中梨紗 (1996) 8:59
5区:ワイディラ(仙台育英)2年 15:20|ワンジュグ(2008)15:04
横江は2年連続の区間賞
7.昨年の区間賞
昨年の区間賞7人(同タイムが3人)のうち2人は3年生で卒業。
残る5人の内、
①1区の菅華都紀(興譲館)は、1区6位とふるわなかった。
②2区の横江里沙(須磨学園)は、同じ2区でタイムを落したものの2年連続区間賞。
③3区の小林美香(須磨学園)は、5区7位(日本人3位)まずまず。
④3区の武田志帆(常盤)は、1区12位でやや誤算。
⑤5区のワイナイナ(豊川)は、5区2位だったものの優勝ゴールを飾る。
<男子> 第62回大会 7区間42.195km
1.戦前の予想
本命:世羅、対応:西脇工業、九州学院、仙台育英 の4強の混戦
2.県大会・地区大会成績
<県大会>
①西脇工業 2時間05分13秒
②世羅 2時間05分37秒
③九州学院 2時間05分53秒
④佐久長聖 2時間06分37秒
⑤倉敷 2時間06分38秒
<地区大会> 県大会5位の倉敷の記録を上回った学校
①仙台育英 2時間04分43秒
②青森山田 2時間05分18秒
3.結果
優勝:世羅 (広島) :在留学生
2位:倉敷 (岡山)
3位:九州学院 (熊本)
4位:西脇工業 (兵庫)
5位:青森山田 (青森) :在留学生
6位:豊川工 (愛知)
7位:浜松日体 (静岡)
8位:東農大二 (群馬)
4.レース展開
3区の絶対的エースの留学生を擁する世羅。ライバルチームは1・2区で世羅にリードを奪い、3区で世羅に抜かれても30秒以内でついていけば逆転できる、との読みであったが、まず1区で西脇と仙台育英が出遅れてしまう。1区でトップと理想的なスタートを切った九州学園も3区で軽く抜かれ、大きく差をつけられてしまった。3区・4区の勝負どころをしっかり押さえた世羅の圧勝であった。
5.兵庫県代表西脇工業
県大会を勝ち抜いての出場は3年ぶり。控えの選手を含めて5000mの記録が他を圧倒したが、エース勝又が走れなくなったことが響いた。控えの選手の力も遜色はなかったが、エースが抜けたため、各自の役割が少しずつ変更になり力を出し切れなかったようだ。1区の出遅れが大きかった。兵庫県代表はここ数年優勝候補に名前をあげられながら、ブレーキに泣いている。残念。
6.区間賞 右は区間記録
1区:久保田和真(九州学院)3年 29:38|ギタヒ (1995)27:48
2区:前田晃旗 (大牟田) 2年 8:17|佐藤清治 (1998) 7:55
3区:ディランゴ(世羅) 3年 22:51|ワンジル (2004)22:40
4区:平和真 (豊川工) 2年 23:32|カロキ (2008)22:32
5区:奥野翔弥 (豊川工) 3年 8:54|浅井利雄 (1972) 8:22
6区:ガディア (仙台育英)1年 14:23|佐々木寛文(2008)14:14
7区:一色恭志 (仙台育英)2年 14:13|森口祐介 (1998)13:58
※今年も5区の記録は更新されなかった。
7.昨年の区間賞
昨年の区間賞7人のうち3人は3年生で卒業。
残った4人、
①2区の山本雄大(須磨学園)は須磨学園が出場できず
②3区のディランゴ(世羅)は、同じ3区で2年連続区間賞。
③4区のワウエル(仙台育英)は登録されず。
④7区の高田康暉(鹿児島実)は1区8位でまずまず。
<関連記事> 2010年の結果
2009年12月26日「高校駅伝2010 女子は本命の興譲館、男子は鹿実が初優勝(ともに留学生なし)」
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<関連記事> 2009年の結果
2009年12月20日「高校駅伝2009 男女ともに留学生を擁する豊川と世羅が順当に優勝」
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2008年12月21日「高校駅伝2008 留学生が1区を走らない大会 女子は豊川、男子は佐久長聖がともに初優勝」
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2007年12月23日「高校駅伝 女子は立命館宇治が圧勝、男子は仙台育英が接戦を制す」
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<関連記事> 西脇と須磨学園
2009年11月23日「高校駅伝 西脇好記録で敗者復活 都大路へ」
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