・【ブラジル】ラッパ屋公演をみる
新宿の紀伊國屋ホールで、1月17日から25日まで上演された「ラッパ屋」の第34回公演「ブラジル」を見に行った。
設定された舞台に家族や近所の人たちが次々と登場して、ちょっとした問題を起こし、それなりに解決していく。ちょっとした問題は、身の回りにいくらでもありそうな些細なものばかりだけど、これがかえって身につまされる。いつもの「ラッパ屋」ワールドが展開されていた。
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当日リーフレットより引用
「ブラジル」は千葉の海辺のペンションを舞台にした物語です。そこに様々な人々が集まってくる。全員、ある大学の、軽音楽サークルのOB&OG。ボサノバやってた連中です。ゆるいですね。ボサノバだから。でも皆、実はそれぞれややこしい問題を抱えている。そして晴れやかに始まった二泊三日の同窓旅行に、やがてポツリポツリと雨粒が落ち始め・・。
以下 略
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今回の舞台設定は同窓会。「ラッパ屋」の公演自体が最近では1~2年ごとなので、見にいくと見慣れた出演者に久々に会ったなあ、という同窓会気分になる。「ラッパ屋」はそもそも早稲田大学で演劇をしていた仲間が、卒業後も仕事をしながら演劇をつづけようと「サラリーマン新劇喇叭屋」として旗揚げされたものだ。当時とはメンバーがかなり変わってしまったが、ベースは「青春時代を同じ夢を持って過ごした仲間」の雰囲気がそのまま引き継がれ、まさに「ブラジル」の仲間と等身大のうらやましい集団になっている。
1984年(昭和59年)11月。第1回の公演「ジャズと拳銃」を高田馬場に当時あった小さな劇場(芝居小屋といっていい)でみた。友人が劇団関係者にいた縁で見にいったのだ。未知の世界へ足を踏み入れた気分だった。始めから終わりまで腹を抱えて笑った。劇団員も見ているほうもパワーがあった。今も元気なのだが、成熟したのだろう。今回も舞台にたった、福本伸一、おかやまはじめ、熊川隆一とはじめて出合った。
その後、その友人は劇団から離れたのでそれっきりになっていたが、ある日NHKの30分もののドキュメンタリ番組「人生を棒に振るというけれど」(不確か)でラッパ屋も紹介された。「まだ、やってるー。」以来、1991年の12回公演の「愛のスッタモンダの世界」からはほぼ見にいっている。彼らが人生を棒に振ったかどうかはわからないが、これからも1~2年毎に彼らの老け具合を確認しに見にいって、私自身の老いを見つめることになるのだろう、と思う。
「ブラジル」。
幹事の2人の会話。「ほかに楽しみがないから幹事をやっている。」(不確か)。そんなキーワードが頭から飛び出す。
私が各種幹事をやっているのは、「さみしいから」?。「満たされないから」?。
今回はいつも以上に心の振幅が大きかった。
<関連記事> 前回公演
2007年3月30日「【妻の家族】ラッパ屋 をみる」http://yamaken38.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_8324.html
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