・2009箱根駅伝 東洋大が5区で大逆転往路優勝
元日の天皇杯サッカーが第88回だったのに対してこちらは第85回の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は、今日往路の戦いが行われた。往路を制したのはダークホースと言われた東洋大学だった。5区へのたすきリレー時点で9位、トップ早稲田との4分58秒の差を逆転しての優勝だ。今年も5区で決まった。優勝候補の駒沢はトップと7分55秒差の15位と沈んだ。
1.東洋大学
12月上旬、部員が強制わいせつの現行犯で逮捕されている。監督、部長がすばやく引責退任して出場への道を開いた。高校野球でも「連帯責任はよくない」の風潮が強くなってやや処分が甘くなっているような気がする。「現役部員の逮捕」は重い事態だと思う。
が、辞退していたら今日の感動は味わえなかったので微妙なものであるが。
2.記録の年
区間新が5つも出た。4・5区は2006年から今の区間に変更になったので過去記録は3年しかなく区間新が出やすい環境にあったが、実力者(=有名選手)がきちんと実績を残した。大学間の順位は波乱だったが、個人は順調だった。三田と柏原は1年生での快挙。
竹澤は怪我の回復状態が心配されたが、貫禄を見せた。
<区間賞と区間新>
1区 早稲田 矢沢曜(1年)区間賞
2区 山梨学院 モグス(4年)区間新
3区 早稲田 竹澤健介(4年)区間新
4区 早稲田 三田裕介(1年)区間新
帝京 馬場圭太(4年)区間新
5区 東洋 柏原竜二(1年)区間新
<ごぼう抜き>
出場校が増えたことと、各校の実力差がなくなったことで有力校がトップと大差がない程度に出遅れることが多くなったことの反映かもしれない。2区・3区は各区区間の記録。4区も記録かな。
4年連続区間新の前代未踏の記録がかかった佐藤悠基は怪我のため出場が危ぶまれたがなんとか3区で登場。くしくも竹澤と同区間での対決となったが東海大が出遅れたこともあり、その姿さえ見ることができなかった。自身の区間記録には及ばなかった13人抜きを演じ意地を見せた。竹澤とともにマラソンでの活躍を期待したい。
2区 日本 ダニエル 20人抜き
3区 東海 佐藤悠基 13人抜き
4区 明治 松本昂大 7人抜き
5区 東洋 柏原竜二 8人抜き
3.5区
2006年から最長区間になった5区で今年も勝負があった。東洋大の柏原竜二はスーパールーキーとして戦前から注目されていたが、本人が「始めからオーバーペースで苦しかった」という勢いで最後まで走りきった。テレビにゲスト解説で出ていたかつての「山の神」今井が「(怖さを知らなかった)2年生の時が一番いい走りができた」(旧区間での区間新記録)と語っていたがまさに怖いもの知らずだった。注目されて見事結果を残した。
4.瀬古の解説
お引き取り願いたい。例年瀬古の解説の反対の結果になるので分かりやすいといえば分かりやすいが。名選手だったが、監督として有名選手を集めながら結果だ出せなかったことがよく分かる。
5.アナウンサー
箱根駅伝はお正月のまったりした気分でいわばビージーエム的な放送が人気の一因と思うが、各中継所や中継車に配置された若手のアナウンサーが絶叫するのにはうんざりした。「スポーツ中継は絶叫で盛り上げろ」との教育の賜物かもしれないが、箱根は絶叫していけない。さらに普段のスポーツでも絶叫してはいけない。
<関連記事>
2008年1月2日「箱根駅伝 早稲田が往路優勝の番狂わせ」
http://yamaken38.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_f883.html
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