・「神様がくれた指」佐藤多佳子
神様がくれた指。スリの指先。スリで捕まって出所したマッキーこと辻牧夫。彼のことを思う幼馴染の早田咲。スリをやめろといわない。辻もどうしたものか迷っているうちに事件に巻き込まれ結局スリの道へ。
マルチャラこと昼間薫。司法試験崩れで占い師へ。彼もまた将来への迷いを持ったまま。辻との奇妙な共同生活を始める。
佐藤多佳子の作品にしては、珍しく大人が描かれているが、皆、何を生きる拠りどころにするか試行錯誤している。50歳を過ぎても私はまだウジウジしている。
<あらすじ>新潮社HPより
出所したその日に、利き腕に怪我を負ったスリ。ギャンブルに負けて、オケラになったタロット占い師。思いっ切りツイてない二人が都会の片隅でめぐりあった時、運命の歯車がゆっくり回り始めたことを、当人たちはまだ知らない。やがて登場するもう一人がすべてを変えてしまうことも――。「偶然」という魔法の鎖で結ばれた若者たち。能天気にしてシリアスな、アドベンチャーゲームの行方は。
| 固定リンク


コメント