・「ミカンが実る頃」♪藍美代子 1973年
このうたのイントロが流れると、体の中が何とも言えない感覚で一杯になる。
1973年、昭和48年、大学生になった年だ。この時より前のことは、昔のこと・子供の頃のころという印象があるが、この時より後のことは、ついこの間のことのように感じる。不思議なものだ。はやり大学生になった開放感が大きかったのだろうか。そのような頃のうただ。
藍美代子。私と同い年。くりっとした目と真ん丸い顔。好きだった。世にいう一発屋であるが、「ミカンが実る頃」のほかに「若草の誓い」、「手のひらの秋」、「あじさいの寺」、「母」、「くもりのち晴れ」やアニメの主題歌のレコードを出している。
1970年 純エリ子の芸名でデビューが売れず、1973年「ミカンが実る頃」で再デビューした。レコード会社がワーナーパイオニア、事務所が渡辺プロダクション。ともに1971年に先にデビューした小柳ルミ子と同じ。ディスカバージャパンソングの路線も同じで全くかぶってしまった。声がきれい過ぎて特徴を出せなかったのではないか。本田路津子や芹洋子のような路線をとれば生き残ったかもしれない。
現在は、仙台でスナックを経営しながら、ジャズシンガーとしても活動しているようだ。ホームページには現在の写真がのっている。私と同い年だからいいお年だけど、色っぽくいい女になって映っている。五月みどりに似ている。
♪
青いミカンが実った故郷の丘に
今年もとり入れの 歌がまたきこえる
甘くすっぱい 胸の想いを
ひそかにこめながら小篭につむの
遠くの街のあなたにも 送ってあげましょう
ミカン畑を夕日が赤く染める頃
私は帰るのよ 籠をしょいながら
街ではたらく 好きなあなたと
結ばれるその日を夢にみながら
海辺の道を帰るのよ 明日を願って
海の夕日に そっと祈るの
あなたが帰る日を またあえる日を
ミカン畑のふるさとで 私は待つのよ
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