・女子マラソン 北京五輪の代表は誰に? ⑦ 名古屋国際エントリー発表 原裕美子をどのように評価するか
名古屋国際女子マラソンのエントリー選手が発表になった。アテネ五輪7位の坂本直子はアテネ後怪我に苦しんだが何とか出場できる見込み。
期待の若手は、新谷仁美(19)がまだ時期尚早ということで見送り、ダークホースと見られていた大崎千聖(20)が怪我で断念、中村友梨果(21)のみの参加となった。
1.エントリー選手の顔ぶれ
世界陸上が9月あったので北京の切符を得た土佐以外の出場選手(嶋原清子:6位、小崎まり:14位、原裕美子18位、橋本康子:23位)が間隔を置ける名古屋に回ったこと、東京は野口が走るので回避したこと、怪我や体調不良の選手が最後の名古屋にかけたことで、いつも五輪選考では消化試合の様相を呈する名古屋に蒼々たる名前が並ぶ。
しかしながら、アテネ以降新しい力の台頭がないので、30歳を越えて決め手に欠ける選手が多く並ぶことになった。
2.勝者予想
本命はやはり高橋尚子。対抗が大阪を直前に体調不良で欠場した原裕美子。ダークホースが坂本直子。(怪我の回復次第)。後は切符をゲットしても北京は期待できないと思う。
3.予想レース展開
名古屋固有の風。①風を避けること、②25分台(大阪の森本友の2時間25分34秒がベンチマークとなる)でも優勝さえすれば北京の切符が固くなったこと、③ベテランが多いこと、で、前半は当然牽制しあった相当ゆっくりしたペースでレースは展開するだろう。福士の失敗をみて誰も飛び出さないと思う。
4.原裕美子をどう評価するか
高橋の調整具合が不明だが、高橋については別の記事にしたい。
対抗の原が仮に勝った場合、陸連としてはちょっとややこしいことになると思う。今回のメンバーで現状一番力があるのは原だと思う。が、原の世界陸上18位と、大阪を調整失敗で欠場していることを考えると勝っても評価するわけにはいかない。
日本陸連の沢木専務理事が、昨年の世界陸上の選考時に、男子選手の追試(福岡でだめだった選手がびわこでいい成績をあげること)を評価しないと言っていたと記憶している。原は北京の切符の権利はないと思う。それでも、原が22分台・23台で勝てば可能性が出るが、24分、まして25分以降だと、物議を醸すだろう。
原が優勝。2位に嶋原清子が入ると、世界陸上6位(原は18位)、名古屋2位で案外と逆転が起きるかもしれない。
坂本直子のアテネ以降の怪我が残念でしかたがない。順調なら坂本と野口で強力な布陣が組めたのに。
ロス以来久々に、出す選手がいなくて困る事態になりそうだ。
<名古屋の出場選手と自己ベスト>( )は年齢
高橋尚子(35) 2時間19分46秒
坂本直子(27) 2時間21分51秒
弘山晴美(39) 2時間22分56秒
大南敬美(32) 2時間23分43秒
原裕美子(25) 2時間23分48秒
大島めぐみ(32)2時間24分25秒
加納由理(29) 2時間24分43秒
橋本康子(32) 2時間25分21秒
嶋原清子(31) 2時間26分14秒
中村友梨果(21)初マラソン
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