・「傘で目を突かれ重体」事件から1ヶ月
俗に言う三面記事。幼い子を親が虐待。認知症の夫を介護疲れの老いた妻が殺す。振り込め詐欺で虎の子の老後資金を失う。など、暗く、悲惨で、救いようのないニュースが多い。でも、あまりの多さに、ひとつひとつの事件は印象に残らず、記憶から消えて行く。
そのような中で、妙に引っかかって印象に残る事件もある。なにかが心のひだに触れるのかもしれない。次のニュースも印象深いニュースのひとつだ。
7月15日18時38分配信の毎日新聞。被害者の住所氏名を削除等して引用させていただく。
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15日午前5時15分ごろ、埼玉県富士見市西みずほ台1の市道で、私立大1年生(19)と友人の男性(18)が、すれちがった男に「何見てんだよ」と因縁をつけられ、もみ合いになった。私大生は男にビニール傘で左目を突かれ、病院に運ばれたが意識不明の重体。男は走って逃げた。友人にけがはなかった。県警東入間署が傷害容疑で捜査している。
調べでは、男は30歳前後で身長約170センチ。私大生は近くの友人宅に行く途中だった。現場は東武東上線みずほ台駅から北西に約200メートルの住宅街。
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1ヶ月前のことだ。その後私大生の容態がどうなったか、逃げた男は捕まったのかなどの報道はされていないように思う。気がつかなかったかもしれないが。
マスコミにとっては小さな事件のひとつに過ぎなかったのか。なにか他に事情があるのか。
一瞬の感情の起伏がもたらした事件で、私大生、友人、逃げた男の人生は急転した。
この事件が私の心に残ったのは、日々の生活の中で、私自身、私大生にも、友人にも、逃げた男にもなる可能性を感じたからだ。殺伐とした生活の中で、いつ一瞬の感情の起伏に巻き込まれるかわからない。恐怖さえ感じる。
友人は大変だろう。有言、無言の非難の声。さらに強く自己嫌悪。
一瞬の事件でどうしようもなかったのであろうが、大きな荷物を背負い込んだ。
この記事も友人の証言で構成されているのではないか。友人の証言もその信憑性が問われるかもしれない。
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