・映画「しゃべれどもしゃべれども」をみる
映画「しゃべれどもしゃべれども」をみに行った。「一瞬の風になれ」でブレイクした佐藤多佳子の小説の映画化。「しゃべれどもしゃべれども」は97年度「本の雑誌」ベスト10 第1位。佐藤多佳子ブームで10年も前の作品にスポットが。不思議なものである。
若手二つ目落語家の今昔亭三つ葉に「国分太一」
口下手で無愛想な美人OLに「香里奈」
関西弁と阪神タイガーズファンのため転校した東京の学校になじめない小学生に「森永悠奇希」
毒舌なのにあがり症のプロ野球解説者に「松重豊」
主題歌は「ゆず」
私はめったに映画は見ない。ここ10年で5本程度。きらいではないが、時間を合わせて見に行くのは面倒だし、一人で映画をみるのも今一だし。
数少ない見る映画は小説の映画化。事前に原作は読んでいる。よって、どうしても小説のストーリーをなぞりながら見てしまう。
ところがこの作品。全く新鮮で、小説を読んでから数ヶ月しかたってないのに、見ている間、小説のことを忘れされてくれた。
一所懸命自分の殻を破ろうと、もがく登場人物たちがうまく描かれている。
結果的に原作の雰囲気は忠実に再現されていた。
若手二つ目落語家を主人公にした映画を思い出した。
私が東京へ出てきてすぐの1981年。当時はまだ土曜日は半ドンで、仕事を終え一人で渋谷へ買い物に出かけた。夕方、映画館の前を通り過ぎようとしたら、目にとまり見てしまった映画があった。
「の・ようなもの」。
監督はこの作品が劇場用映画のデビューとなった森田芳光。
伊藤克信が演じた若手二つ目落語家志ん魚(しんとと)と秋吉久美子が演じたトルコ嬢(当時の呼び名)と女子高校生たちの青春映画。
まだ、私も20台なかば。「落語。うまくなりたい」という二つ目たちの声はそのまま自分の声でもあった。ただ、何に対してかが具体的でなかったが。
その映画の最後の出演者の字幕に出た「あい美代子」は「藍美代子」だったのだろうか。
<関連記事>
・「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子2007年5月 3日
http://yamaken38.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_ea99.html
・「一瞬の風になれ」 佐藤多佳子 2007年2月27日
http://yamaken38.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_8e6d.html
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/245226/6809361
この記事へのトラックバック一覧です: ・映画「しゃべれどもしゃべれども」をみる:
» しゃべれども しゃべれども/国分太一 [カノンな日々]
佐藤多佳子さんの原作は未読だけど「一瞬の風になれ」は読みました。「一瞬の風になれ」はめちゃめちゃ感動しましたヨ。申し訳ないけどあさのあつこさんの「バッテリー」の100倍以上は素晴らしいです。とにかく綿密な取材をしているのがよくわかるので心理描写にリアルな情熱...... [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 00時42分
» 『しゃべれどもしゃべれども』 [山鶴正宗]
みんな、何とかしたいって思ってる
今のままじゃ、だめだから─
これ、映画のセリフなんですけど、すご〜くいい言葉。
とっても心に響く言葉。
この言葉を予告編で見て、観ようと決めました。
『しゃべれどもしゃべれども』でございます。
個人的には寄席も行った....... [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 01時03分
» 『しゃべれどもしゃべれども』 [深呼吸しよう♪]
昨今また落語が見直されていますね。
落語家の話でTOKIOといえば…テレビでやっていた長瀬智也の『タイガー&ドラゴン』が思い起こされますが、
今回観てきた『しゃべれどもしゃべれども』は、同じくTOKIOの国分太一が主演です。
同じような“コメディ色の強い人情もの”?と思いきや…
“しっかり人情もの”でしたね。
笑わせどころもありますが、コメディというより落語なんだなぁ。
古典にこだわり、いまひとつ自分らしい噺が出来ずに伸び悩んでいる三つ葉。
そんな彼..... [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 01時34分
» しゃべれども しゃべれども 映画 [DSソフト クチコミ情報]
しゃべれども しゃべれども 映画は
シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、
シネ・リーブル池袋ほか全国にて5月26日公開です [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 02時20分
» [Review] しゃべれども しゃべれども [Diary of Cyber]
観終わった後で、「あー、とってもいい映画を観た!」って思える作品です。
壮大さもなく、巧みに練られた脚本であるわけでもなく、特別目を見張るような俳優がいるわけでもない。けれど、素朴で、人情味あふれていて。うまく言葉に表せないけれど、ただ単に「この映画を観ろ!」と投げかけるだけの作品ではなく、スクリーンを隔てて、「一緒に楽しもう」と声をかけてくれるかのような。
商業主義に走るような一大エンターテインメントを目指すわけでも、何らかの賞を受賞するような大作を目指すわけでもない。『落語』と同じように、一... [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 06時57分
» 『しゃべれども しゃべれども』 [kuemama。のウェブリブログのへや]
2007年/アスミック・エース/109分
【オフィシャルサイト】
監督:平山秀幸
出演:国分太一、香里奈、森永悠希、八千草薫、伊東四朗 [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 07時40分
» 自分を認めてもらえる喜び。『しゃべれども しゃべれども』 [水曜日のシネマ日記]
半人前の落語家と、彼の所へ話し方を習いに来る人たちの物語です。 [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 07時46分
» 『しゃべれども しゃべれども』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 『しゃべれども しゃべれども』□監督 平山秀幸 □脚本 奥寺佐渡子□原作 佐藤多佳子(「しゃべれども しゃべれども」新潮文庫刊)□キャスト 国分太一、香里奈、森永悠希、八千草薫、伊東四朗、松重 豊 ■鑑賞日 5月26日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★ (5★満点、☆は0.5) <感想> この映画を観る前の日に原作を読み終えた。原作は1997年度“「本の雑誌」ベスト10”の第1位に輝いた佐藤多佳子の長編小説で、映画化されると聞いて読み始めた作品でした。 原... [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 08時05分
» 「しゃべれども しゃべれども」 ツンデレとは [『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記]
桂南光曰く「枝雀師匠が憑依した」と評判の少年を見に行ってきました。
一応、宣伝的には「国分君の落語が〜」ということですが、関西のラジオ番組にパーソナリティで出てる落語家たちは、この映画の話をするとだいたいこの少年のことを語ってました。
特に若手落語家は、この映画を見た後、練習熱が高まったそうです。
人に“なにか”を教えるということで、今までわからなかった“なにか”が、ちょっとわかったような気になって、あぁ自分も成長したなぁ〜ということは、ようある。
特に子育てに関わってるようになってからは、日常し... [続きを読む]
受信: 2007年6月20日 (水) 22時03分
» ■ 65089人が成功したプロが伝授するあがり症克服法 [インフォカート情報商材ランキング!!]
日本一のあがり症マニュアル
[続きを読む]
受信: 2007年6月21日 (木) 09時05分
» 「しゃべれどもしゃべれども」☆☆☆ [ドラマでポン!]
うわー、寄席行きたい!!落語楽しい!!聞くだけじゃなく、自分でも一席語りたくなりました(笑) で、物語は真打ち手前の売れない落語家三つ葉(国分太一)が、ひょんなことから開いた落語教室に集まる、話し下手な生徒達との温かい交流。 落語は好きで好きで仕方な...... [続きを読む]
受信: 2007年6月21日 (木) 10時54分
» 【MOVIE】しゃべれども しゃべれども [思いつくままに]
■感想など
何しやがんでぇ、このまるたんぼう!
落語家の真打を目指す二つ目の今昔亭三つ葉(国分太一)が、ひょんなこと
から一般人相手に話し方を教えることになります。
無愛想で口下手な美人、外川(香里奈)。関西から越してきて、みんなに関西弁を
からかわれている村林(森永悠希)。そして、口下手な野球解説者の湯河原(松重豊)
この3人、話し方について未熟なわけですが、先生となった三つ葉自身も落語家と
しては未熟者。話し方を教えるのに何で落語を覚えさせようとするんだろう、という
突っ込みを心の中でしつつ... [続きを読む]
受信: 2007年6月22日 (金) 01時40分
» 「しゃべれども しゃべれども」話し方を見つけた先に言えた本当の気持ち [オールマイティにコメンテート]
「しゃべれども しゃべれども」は落語家の2つ目の若手落語家がひょんな事から話し方教室を始める事になり、話し方を教えるストーリーである。話し方の上手い人と下手な人は何処でもいると思うけれど、何を持って上手いととり何をとって下手と取るのかは個人差があり難しい...... [続きを読む]
受信: 2007年6月24日 (日) 02時27分
» 映画 【しゃべれどもしゃべれども】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「しゃべれどもしゃべれども」
佐藤多佳子の同名小説の映画化。
東京の下町が舞台。“二つ目”の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)の“話し方教室”に口下手な美女・十河五月(香里奈)、同級生に馴染めない関西弁の少年・村林(森永悠希)、毒舌の元野球選手・湯河原(松重豊)らが集まってくる。
日本には現役噺家が450人(上方を含めると600人以上)おり、寄席は都内にたった4軒しかないという現実をはじめて知った。思った以上に噺家がおり、思った以上に活躍の場は少ない。私が名前を挙げられる落語家なんてせ... [続きを読む]
受信: 2007年6月24日 (日) 11時29分
» 「しゃべれども しゃべれども」 [俺の明日はどっちだ]
落語をテーマに適材適所のキャスティングと細かな演出で日本映画の豊かさを感じ取ることが出来る快作。
和服、風鈴、浴衣、ほおずき市、後ろ手で閉める玄関引き戸、路地裏の下町情緒などなど、とにかく映画全体に流れる「和」テイストがとても自然で心地よくて、すっかり和んでしまった。
そしてそうした雰囲気作りに大きく寄与している伊東四朗・八千草薫のベテランらしい素晴しい助演ぶり。
実のところ、この二人の演技だけでも観る値は大いにありと断言してしまおう。
もちろん主演の国分太一は思っていた通りの好演で、特に見せ... [続きを読む]
受信: 2007年6月24日 (日) 12時08分
» 「しゃべれどもしゃべれども」:新川一丁目バス停付近の会話 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
{/hiyo_en2/}この橋は?
{/kaeru_en4/}日本橋川にかかる豊海橋。
{/hiyo_en2/}へえ、日本橋川なんていう名前の川があるんだ。
{/kaeru_en4/}日本橋川は、このすぐ右で隅田川に合流する。
{/hiyo_en2/}隅田川って、「しゃべれどもしゃべれども」の中で主人公の国分太一が遊覧船に乗った川じゃない。
{/kaeru_en4/}東京の下町を舞台にした映画だからな。
{/hiyo_en2/}国分太一扮する二つ目の落語家が、ひょんなことから素人たちを集めて話し方... [続きを読む]
受信: 2007年6月24日 (日) 18時04分
» しゃべれども しゃべれども [future world]
東京の下町を舞台に、二つ目の落語家を中心に展開する物語〜〜
笑いあり、人情あり、恋あり、仄々とした風情を感じさせてくれる、とても‘やさしい映画’だった。
「古典落語」については殆んど知識も無くっていうか・・・
始めから終わりまでちゃんと通して聞いたこと....... [続きを読む]
受信: 2007年6月24日 (日) 20時47分
» しゃべれども しゃべれども☆独り言 [黒猫のうたた寝]
先日落語のライブを観たせいかいきなり急に観る気になったのは国分太一主演の『しゃべれども しゃべれども』真打になるには、まだ長い道のりがあるだろう今昔亭三つ葉・・・古典落語が大好きで噺家の道に入ったもののでも、彼には何かが足りない・・・本人はまだ気づいてな... [続きを読む]
受信: 2007年6月25日 (月) 02時25分
» しゃべれどもしゃべれども [SeCOND WALTZ]
しゃべれどもしゃべれども
少し時間があったのでたまには映画鑑賞。ここのところマイブームの落語。というわけで先に佐藤多佳子の原作を読んでしまったので映画を楽しめるか?と思ってたけど原作同様ほのぼのと楽しめた。僕はどちらかというと
制作費○○億円
とかみた....... [続きを読む]
受信: 2007年6月25日 (月) 21時28分
» しゃべれどもしゃべれども(映画館) [ひるめし。]
みんな、何とかしたいって思ってる 今のままじゃ、だめだから [続きを読む]
受信: 2007年6月26日 (火) 10時21分
» 【2007-71】しゃべれども しゃべれども [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
人気ブログランキングの順位は?
ひょんなことから
「話し方教室」を
はじめることになりました
先生:うだつのあがらない二つ目の落語家
生徒一:無愛想で口下手な美人
生徒二:クラスになじめない関西弁の少年
生徒三:解説の下手な強面の元プロ野球選手
...... [続きを読む]
受信: 2007年7月11日 (水) 00時14分
» 映画の感想、評価を綴っていきます [映画DVD情報ナビ]
映画批評や評論で世界の映画を紹介していきます
個人的には、たくさん映画、邦画を見て応援していきたい。
ハリウッド映画やB級やカルトと呼ばれても、その良さが解る。
そんな思いで、映画の感想をつづって行きたいとおもいます... [続きを読む]
受信: 2007年7月30日 (月) 04時20分
» 「しゃべれども しゃべれども」 伝えられないもどかしさ [はらやんの映画徒然草]
自分の想いを、口にするのは難しい。 たとえ口から言葉が出たとしても、それが自分の [続きを読む]
受信: 2007年12月 8日 (土) 23時05分
コメント
TBありがとうございました!
原作のある映画はいつも読んでから行かれるんですね。
私は本が先か?映画が先か?半々といったところです。
『しゃべれどもしゃべれども』はまだ未読なので、読むのが楽しみですね。
TBお返ししますね!
投稿: mie | 2007年6月20日 (水) 01時38分
こんにちわ、TBありがとうございました。
私は映画観賞後、原作を購入してすぐ読みました。
テニスコーチがいたり、「火焔太鼓」じゃなかったりで少々驚き、ということは先に読んでいた方はその逆で驚いたこととも思いますが、全体に流れる空気は、確かに同じでしたね。
「の、ようなもの」タイトルと、お風呂で泡だらけになっている写真(パッケージ?)だけ知っています。
あれも二つ目の話なんですか。当時はアダルトなイメージで敬遠していましたが、今はもう大丈夫。観てみたいですね。
投稿: じゃすみん | 2007年6月21日 (木) 10時47分
こんばんは♪
TBどうもありがとうございました。
原作の雰囲気、再現されてましたね。
よい感じでした。
投稿: miyukichi | 2007年6月25日 (月) 22時14分